実は今年に入ってからジョギングなどの有酸素運動を一切していませんでした。膝に違和感があるとはいえ、なにもしなければさすがに身体がなまってしまいます。ジョギングよりも膝への負担が少ないと思い、自転車で東坂元(ひがしさかもと)まで行ってきました。なぜ東坂元なのかというと、物件情報サイトを見ていたら東坂元で安い家が売られているのを見つけて、どんなところか気になったからです。
以前からこちらを読んでくださっている方には書かなくてもおわかりかと思いますが東坂元も高台に作られた住宅団地で、国道3号線に出て、草牟田(そうむた)、玉里団地(たまざとだんち)などを経由して上りました。玉里団地と東坂元は今回が初めてでしたが、そういえば馴染みのある草牟田のほうには引っ越してからまだ行っていなかったことに気づきました。何度か行ったマクドナルドは健在でした。
ちょうど通勤時間帯だったこともありますが、車通りが多く、車道を走るのはおっかなく感じました。信号も多く停まる時間も多いです。かといって細い道は歩行者や交差点が気になって思うようにスピードを出せませんし、都市部ならではの悩みです。
草牟田から護国神社のあたりを通って玉里団地までの上りは緩やかですがそこそこ長く感じました。坂道で見かけた自転車はすべて電動自転車で、反対側の歩道を走っていた電動自転車は易易と私より前に走り去っていきました。学生時代にスポーツデポに行ったら元競輪選手の中野浩一氏が電動自転車に坂道で簡単に抜かれるという内容のCMが放映されていたのを思い出しました。「『世界の中野』…あーっと坂道で簡単に抜かれたぁ!」という実況風のCMでした。「世界の中野」でさえそうなのだったら私など尚更すぐに置いていかれて当然のことです。城山に住んでいた知人が当時電動自転車を買ったという話を聞いて、まだ若いのになぜと疑問に感じたものですが、今となっては納得です。
坂道からは広大な住宅地が広がっているのが見えました。星ヶ峯などと同じく、集合住宅は公営団地でしょう。
熊本にいた時に世話になった人が鹿児島出身で、もともと玉里団地出身で今の実家は平地のほうにあると聞いていたのですが、いつ引っ越したと言っていたのかは忘れました。大学には自転車で通学していたと言っていたはずですが、さすがに引っ越した後だったと思います。当時は電動自転車もまだなかったでしょうし普通のママチャリで、しかも女性が頻繁に上り下りするにはなかなか過酷なはずですから。話を聞いた時は玉里団地が高台にあるとは知らず、知っていたら小さい頃は一体どうやって移動していたのかなどもっとあれこれ尋ねていたでしょう。
しかしそんなことももう二度と聞けないのが残念です。数年前にすでに転移のあるガンが見つかり、闘病の末まだ50代で亡くなってしまいました。コロナが沈静化し、お子さんも社会人になってこれから自由に第二の人生を楽しむはずの矢先のことで、無念さがいかほどだったかは想像するに余りあることです。私のような者も含めて誰にでも優しくて人当たりがよく、なおかつ言葉の端々やたたずまいから品の良さ、育ちの良さを感じさせる素晴らしい人物でした。
一方これは女性に限ったことではありませんが、XなりTwitchなりを見ていますと、もういい年をしているとは思えないほど幼稚で品性を疑うような人たちがいかに多いことかと呆気にとられることが少なくありません。どれだけ人を集めようが品性はお金では買えませんし、生まれ育ちはどうしようもないとも思いましたが、ボンボン育ちでもチンピラのような輩などもいくらでもいるでしょうから結局はその人の生き方、考え方次第と言わざるを得ないのでしょうか。そんなことをふと考えさせられました。
さて、玉里団地から東坂元はそれほどきつくないもののまだ上りがあり、東坂元自体、アップダウンが多い地域でした。物件を見た後は特に用もなく、寒いのですぐに帰ることにしましたが東坂元からの下り坂は長い上に急で、しかもカーブも多く、自転車で下るには危険だと思いました。ロードバイクの重大事故で耳にするのはたいてい下り坂の話です。静かな住宅地ではありますが、いくら物件が安くても今まで見てきた高台のニュータウン以上に、車がないと生活に困るであろう所です。位置的にも市街地から離れていて、中心部よりは旧吉野町のほうが近いくらいです。もっとも吉野まではまだ上らなければいけないのですが。標高も含めてまだ星ヶ峯や皇徳寺の方が便利だと思いました。
別の記事に書いた、おいしいパン屋さんを見つけたのが収穫でした。





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