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原状回復費用の支払いが安く済んだ話

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アパートにしろ一戸建てにしろ賃貸物件を借りて退去する際には原状回復費用を払う必要があります。どれくらい払うのかは物件によりけりですが、おおむね国土交通省が定めた「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に従うことが多いようです(ただし公営団地などは例外のようです)。

退去前に管理会社に確認のメールを送ったところ、ガイドラインに準拠しており、畳や襖などの自然損耗分はこちらが負担する必要がないという説明を受けました。

ところが、私が住んでいた物件にはオーナー会社から直接派遣されている管理人がいて、彼の説明では、畳や襖はすべて交換することになっているし、管理会社の斡旋するリフォーム業者は重箱の隅をつつくように細かい点も指摘してくる、しかもその業者は高額だが、退去前に自分の業者に依頼すれば安く交換することができるなどと言われました。

確かに契約書には畳や襖は自然損耗の例外だと解釈できる文言が書かれていたので、気になって具体的な負担分を再三管理会社に問い合わせましたが、明確な返事が返ってきませんでした。現在住んでいる物件を仲介した不動産会社の社員の話ですと新型コロナの影響などで現在は少なくなってきているそうですが、私が住んでいた部屋は退去時の立ち会いが必要で、どちらの言い分が正しいのか、私が負担すべき分について明確な答えがないのなら立ち会いはしないということを返信しました。いくら立ち会いが必須と言っても法的な根拠があるものではありません。

数日経ってもメールが返ってこず、不当なほど高額な請求がなされれば最悪内容証明を送った上で少額訴訟も辞さないと考えていましたが、管理会社の写真から丁寧な電話がかかってきて、自然損耗した襖や畳は原状回復の必要はなく、故意に汚損した分だけの請求で間違いない、自分も同席するから立ち会いはして欲しいと言われ、それなら仕方ないと承諾しました。

結局退去当日になって感じの良い若い社員二人が来て、管理人とリフォーム業者の5人での立ち会い作業は30分足らずで終わり、明らかに誤って破ったり汚したりした襖紙数枚だけ私が負担するという話にまとまりました。

それから一ヶ月半近く経って送られてた請求書を見たら、事前に支払った家賃1ヶ月分のクリーニング代を除けば内訳は襖の上張り6枚だけの合計25000円弱でした。これは原状回復費用としてはかなり良心的な金額ではないでしょうか。

結局当初の管理人の話は何だったのでしょうか。彼の言っていることを真に受けて事前に畳でも張り替えていたのなら何万円も無駄なお金を払っていたことになります。懇意にしている業者に依頼すれば、彼が紹介料などの利益を得ることができるため嘘をついていたのかもしれません。好意的に接してくれていたので、だとしたら裏表があって恐ろしいことです。

あるいは私がしつこく念を押したので、万が一訴訟にでもなったら先方も割に合わないため揉めるのを嫌って管理会社とオーナー会社との間で話し合って安く済ませてくれたのかもしれません。

真相はわかりませんが、不明瞭なことがあれば責任者に問い合わせた上で主張をはっきりと述べることは大切だと思いました。また、今回は使わずに済みましたが、相手の発言の証拠を取って保管することも必要でしょう。

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