起きてカーテンを開けたら外は真っ白で、珍しく積もるほどの雪が舞っていました。後で近隣のご婦人に聞いた限りでは前に積もったのはいつなのか覚えていないそうです。数年に一度あるかないかでしょう。
さすがにこの天気の中を自転車で走るのは危険そうで、特に坂道は凍結しているかもしれません。かといってせっかくの雪景色なのにずっと家にいるのももったいなく、甲突川のほうはどんな風景になっているか見に行きたくなってジョギングをしてきました。
上は半袖Tシャツの上に薄いパーカー、下はヒートテックの上に半ズボン、おたふく手袋の厚手の靴下という格好で、気温は1度くらいだそうですがちっとも寒くありませんでした。走っていると脚はタイツに熱がこもりすぎるくらいで、上もずっと走っていたなら半袖一枚でも平気だったと思いますし、足元も濡れた路面の水を靴下が吸い込んで重く感じ、もっと薄いもので十分だったかもしれません。
途中、素足を晒してショートパンツを履いた到底真冬の服装とはいえない格好で歩いている若い女の子を見かけましたが度胸試しか何かだったのでしょうか。走っていないなら私でもさすがに寒かったと思います。甲突川の川辺には他にも若い子たちは何人かいて、同じように数年に一度の雪景色を味わいたかったのかもしれません。外国人もちらほら見かけて、まさか鹿児島で雪が積もる日を体験できるとは思っていなかったことでしょう。
川沿いには雪だるまがあちこちにいくつも作られていました。頭が落ちた雪だるまの残骸と思しきものを見つけて、頭を乗っけて形を整え、小石をはめ込んで目を、木の枝を挿して鼻と手を作りました。我ながら年甲斐もなく子どもっぽいと思いますがなかなかかわいらしくなったのではないでしょうか。
他にも何体もの雪だるまを見かけましたが、私の中のベスト2は、木にもたれかかるように置かれていたものと、ベンチの端っこで身を寄せ合っていた小さな2体です。木の下にあったほうは、横から見ると頭が落ちそうなくらいに体を傾けてもたれかけているのに気づき、それもまた面白く感じました。
この二つに限らずこういうものを見ていると、雪だるまそのものだけでなく、作られた光景を想像させられてほのぼのとしてきます。きっと親子であったりカップルであったりが語り合いながら作ったのでしょう。さっぽろ雪まつりで多額の費用と労力を使って作られるようなオブジェもご立派なものではあるのでしょうが、明日には溶けてなくなってしまうとしても、このような素朴な営みこそが人を癒やし、そして受け継がれていくべき美しさではないか、そんなことを考えさせられました。






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