スポーツの才能は何一つないのですが運動は見るよりもやるものだと考えている空淡です。
ジョギングの後にまた右膝の違和感があるのでフォームを見直してみようと思っていたら、2024年にフルマラソンに出た前にAmazonUnlimitedで無料になっていて参考になった本がまた無料になっていたので読んでみました。もっとも鹿児島市立図書館に行けばすぐに借りられたのですが。分館を含めて3冊も蔵書されているので人気が伺えます。
三津家貴也 『もっと楽にもっと速く がんばらないランニング 』
著者の三津家(みつか)貴也さんの肩書きは公式サイトによると「ランニングアドバイザー、モデル、非常勤講師、インフルエンサーなどマルチに活躍中」とのことで、熊本県北部の玉名市出身、県北で一番の進学校である玉名高校からスポーツ研究の名門筑波大学に進んで大学院(博士前期課程)を修了した人です。しかもイケメンで背も高く(176cm)、そりゃ人気者になっても不思議ではありません。私は鹿児島に戻って来る前に7年も玉名市の隣の長洲町(ながすまち)に住んでいて、玉名は何度も足を運んで馴染みのある町で親近感はありますが、彼とは何一つ共通点はありません。ただ意外にも身長の割に足のサイズは25cmだそうで、ランニングシューズのサイズなら身長170cmの私と同じくらいですが、胴長短足(股下70cmくらい?)の私と違ってプロポーションも良いですね。
三津家さんのXを覗いてみたら地元玉名の田んぼで女子高生(母校の玉名高校ではなく玉名女子高でしょうか)と楽しそうに戯れている動画を見つけましたが、先日書道展で女子高生諸氏に声をかけたらシーンとなった私がやったら即タイホです。
地元玉名に帰ってきた!
田植え楽しい😇 pic.twitter.com/ipRjsMjOSG— 三津家貴也 / Takaya Mitsuka (@tky0802) June 8, 2024
私は普段はインフルエンサーなど所詮得体のしれないスポンサー企業の傀儡(操り人形)にすぎないと思っていて全く信用しないのですが、わけのわからん(それこそ「インフルエンサー」様が宣伝するような)健康食品や健康器具、ジムに無駄な金を使うくらいなら外に出て走れと巷の人々に対して常々思っているので、無理のない形でのランニングを普及させようとする活動は素晴らしいと思います。
それはさておき、この本はたまたまAmazonで見つけて読んで、当時も膝や足に違和感があったのですがこの本に書かれていることを参考にして走ったら負担が軽減した実感がありました。この本の良いところは、ランニングのフォームについて難しく書こうと思えばいくらでも難しく書けるであろう理屈を要点を絞って、わかりやすくはっきりと書かれていることです。かといって過度に単純化されている印象はありません。走るために必要な要素は十分書かれていると思います。奇を衒ったことも書かれていません。見た目は派手な髪色の若い兄ちゃんですが堅実な内容です。こういう点でも頭の良い人だと思いました。ただ、コラムには「相関関係」などの単語が出てくるので、高校でろくに勉強しなかった(といっても1年生の数学で習ったはず)人にはちょっと難しいかもしれません。また、足の着地をヒールストライクやフォアフットではなく、足裏全体でフラットに着地すること(ミッドフットと言って良いのでしょうか)を勧めている珍しい本でもあります。著者が研究、実践した事柄が下敷きになっているのでしょう。
フォームについて特に膝や足首ではなく股関節(腸腰筋)を使って脚を前に引き上げることを強調しているのを読み直して、また小手先の走りになっているのでないかと反省させられました。膝が痛い場合は接地時に膝の曲げ伸ばしをして前腿や膝に過剰な負担がかかっていることが原因かもしれないそうです。(p.115)
ランニングフォームの解説やフォーム体得のためのドリルのみならず、Q&Aコーナーには体の痛みへの対策だけでなく練習メニューの例もあり、さらには巻末近くには著者のグラビア写真もあり、大変充実した本だと改めて思いました。
ところでだいぶ前に見たのですが、三津家さんのXには「コラントッテ」なる会社のリカバリーウェアを宣伝している投稿がありました。
背中や肩・腰に磁石がついていて着るだけで血行促進してくれるコラントッテのリカバリーウェア。
ランニング終わった後はこのウェアでのんびり過ごしてます。
着心地が良くリラックスもできるので家着や睡眠時にオススメです!#pr pic.twitter.com/zns8BrlK9z— 三津家貴也 / Takaya Mitsuka (@tky0802) April 27, 2023
実際に効果があるのかどうかは知りませんが、この手の磁気アイテムは科学的根拠が乏しいはずです。(一応論文はあるようですが「思い込み」を排除できているのかなどの疑問はあります)「PR」タグが書かれていたので企業からお金をもらって宣伝しているのでしょう。大学院で科学的研究に従事していた人がこのような健康器具を宣伝する。やはりインフルエンサーとはそういうものなのだとも改めて思ったものです。
(ランニングの話はつづく)

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