PR

「花粉症患者からアレグラを取り上げないで」という保団連のデマ

スポンサーリンク

前の記事では、重度ではない花粉症ならOTC医薬品で済ませるべきという論調の文章になってしまいました。

鹿児島の陽気と花粉症の薬
ついこないだの日曜日に雪が積もったのが嘘のように、今日は春のような陽気で空も快晴です。私が初めて鹿児島に来たのが春だったから懐かしさを感じるせいかもしれませんが、この街のこの空気が一番好きです。どこからかいい匂いが漂っているようで心まで晴れ...

しかし病院では現在「ビラノア」や「ザイザル」などのアレグラ以上の効き目でなおかつ眠気などの副作用の少ない新しい薬も処方されるようになっています。確かに国の医療費の予算や医療従事者も有限である以上は、本当に医療が必要な人を圧迫することにもなりかねませんし軽微な症状でむやみに受診するのは控えるべきだと思いますが、当然花粉症で耳鼻咽喉科を受診すること自体を否定するわけではありません。前の記事でもあくまでまずは病院で検査を受けたりすべきことは書きましたし、新薬を使う人がいなければ医学や薬学の研究も止まってしまうでしょう。
(3/27追記:ザイザルは眠気の副作用のため飲んだ後は車の運転などはしてはいけないそうです。勘違いしていました。一方そのような副作用が弱いビラノアは先月ジェネリックが承認されたようで、ジェネリックが発売されれば患者の負担はさらに低くなるでしょうからなおのこと保団連の主張は的外れになります。)

ところで、日本共産党などの左翼政党との繋がりがあるとされる全国保険医団体連合会は、自民党や日本維新の会がアレグラなどを保険適用外にしようと検討していることに対して、「花粉症患者からアレグラを取り上げないで」などという扇情的な文言をわざわざ先の衆議院議員総選挙の前日に書いて非難しています。

https://x.com/hodanren/status/2019901529051070587?s=20

(2026年2月13日閲覧)

しかし、ビラノアなどの良い新薬が発売されているのに今どきアレグラやアレジオンなどを処方する耳鼻咽喉科がどれほどあるのでしょうか。果たして国の医療費削減になるのかはともかくも、花粉症患者の私からしますと少なくともアレグラは別に保険適用外にしてもらっても一向に問題なくなんの不都合もありません。それほどアレグラが欲しいのなら私のようにジェネリックのOTC医薬品を買えば簡単に手に入ります。残念ながら物価高でだいぶ値上がりしてしまいましたが、それでも一ヶ月分で安いものなら1000円ほどで買えますから、病院に行けば診察料がかかりますし、待ち時間や交通費などを考えれば負担は別に変わらないでしょう。

私などよりよほど優秀な知能を持ち、実際に医療現場で働いている保険医ともあろうものがこんなことをわかっていないわけがありません。単に今の与党を貶めて自分たちと繋がりのある政党の支持率を上げたいという浅はかな政治的な意図のもとに、感情に流されやすく騙しやすそうな人をSNSで煽動しようとしているだけとしか思えません。なんにせよ、保険適用外になれば花粉症患者からアレグラが取り上げられるというのは悪質なウソです。くれぐれもこんな幼稚な詭弁に騙されないように注意しましょう。

(追記)以下のサイトによると、どういう手法か詳細はわからない調査の結果ですが、フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ)を病院で処方されるケースは未だに多いようです。

アレルギー性鼻炎(花粉症)治療薬剤(抗ヒスタミン:内服薬)の診療科別での処方状況について - EBM・大規模診療データベースサービス | MDV EBM insight
データベースページです。MDVが保有する日本最大規模の診療データベースを活用し、アレルギー性鼻炎に関して独自の調査結果を提供しています。

耳鼻咽喉科ではビラスチン(ビラノア)が1位ですが、フェキソフェナジン塩酸塩の割合も少なくはなく、少なくとも「今どきアレグラやアレジオンなどを処方する耳鼻咽喉科がどれほどあるのでしょうか。」というのは言い過ぎかもしれません。とはいえ、ビラノアなどの新薬にもやがてジェネリックが発売されればシェアはさらに高くなっていくでしょうし、患者の金銭的負担もアレグラを処方されるのとさして変わらないでしょう。

コメント